通好みの電装カスタム
CR-Vにドアロック連動ドアミラー自動格納(オートリトラミラー機能)を後付けするには?
CR-Vのドアミラーには、オートリトラミラー(ドアロックに連動して自動で畳まれる)機能が標準装備されていない。『ホンダの新型の高級SUVなのに、なぜ・どうして?』……と、その界隈に困惑が広がっているので、役立つ後付けキット情報を取材した。
2026年登場の新型ホンダCR-V用には、オートリトラミラー機能が付いていない
-
今日は2026年に出たばかりの新型CR-V用の「あるパーツ」が飛ぶように売れているという話題を取り上げます。
●レポーター:イルミちゃん
-
コムエンタープライズには、昔から「キーレス連動ミラー格納キット(リトラス)」という電装品がありますが……
●アドバイザー:CEP 服部研究員
-
ドアロックするとドアミラーを自動で畳んで、アンロックすると開くやつ。
-
はい。その機能が付いていない車に「後付け」できるのが「リトラスシリーズ」です。
-
昔からあるロングセラーアイテムですが、今どきは標準で付いている車種が多い機能ですね。
-
ところが、どういうわけか2026年に発売されたホンダ・新型CR-Vには「ドアロックに連動してドアミラーが自動で畳まれる『自動格納(オートリトラミラー)機能』が標準装備されていない」のです。
-
……実はこの問題、ネットでもちょっとした話題になっているもよう。
-
そうなんですよね。新しい車だし、ホンダの高級SUVなのに、今どきはわりと当たり前になっていた機能が付いていないので……。
-
なぜなんでしょうね?
-
実は、作りを細かく見ていくと、いろいろなところが一般的な日本車っぽくないんですよ。
-
へぇ~。設計のテイストからして違うんだ。まあ、ホンダのCR-Vは世界的にも売れているグローバル・ベストセラーですし。
-
海外の人は、土地も広いし「停車時にミラーを畳む」感覚があまりないから、付けなかったのかも知れませんが……
-
しかし、日本では気にする人が多い。日本市場から困惑する声が出てくるのは頷ける。
-
ちなみにCR-Vの場合は、車両配線図で確認する限りではドアの中にちゃんとコンピューターも搭載されています。ですから「ロックされたら畳む」制御はやろうと思えば出来そうなものですが、現時点ではそれができる仕様にはなっていません。
-
ということは停車時にミラーを畳もうとした場合には……
-
「車を降りる前(エンジンを切る前)に、わざわざ車内のミラー格納ボタンを押さなければならない」という手間が発生します。
-
車両価格帯を考えると、納得いかない人は多そうだ。
-
この一件、ディーラーの方からも、「コムエンタープライズさんで何とかできませんか?」とお問い合わせを頂くほどでしたから、けっこう取り沙汰されているようです。
-
あはははは……! なんという小回りの効くディーラーさんでしょうか。
-
そこで、「CR-V専用リトラス」を開発しました。
-
そんな背景があって、発売当初から飛ぶように売れているわけですね~。売れるのは当然といえば当然だ。
CR-Vにドアロック連動ドアミラー自動格納(オートリトラミラー機能)を後付けするキット
-
では改めて、2026年モデルの新型CR-V専用リトラスについての詳細をレポートしていきます。
-
このキットを取り付けると、ロックしたらドアミラーを自動で畳み、アンロックしたら自動で開くようになります。
-
いわゆる「オートリトラミラー(ドアロック連動機能)」の後付けですね。
-
なお、ドアミラー格納タイミングは「エンジン停止時」にして、復帰タイミングは「エンジン始動時」にすることもできます。
-
好みの設定を選べばいいんだ。
-
なお細かい話ですが、セルモーターを回してエンジンかける時って電圧がすごい下がるんで、同時にミラーを動かすと途中で止まるようなケースもあり得えます。そこで「エンジンがかかったあとにドアミラーが開く(3秒後)」制御になっています。
-
そのへんも含めて、「きちんと設計されている」ということね。
-
それから「純正スイッチを手動操作してミラーを畳んだ場合は、アンロックしても自動では開かない」ようになっています。
-
それはなんでかというと……
-
壁に寄せて駐車する場合など、自分で畳んで寄せていた場合には、自動でドアミラーが開いたらぶつかりますので。
-
ウィィィン……ゴツン。
-
そういうことにはならないよう、制御しています。純正ミラースイッチを復帰位置に戻さない限り、ドアミラーが自動復帰することはありません。
-
それなら安心。
-
あとは、エンジンスターター対応機能もあります。
-
今回の話が、エンジンスターターとどう関係してくるのでしょう?
-
エンジンスターターでエンジンをかけた時に、本来だったらドアミラーが開くんですよ。
-
ふむ。実際にエンジンはかかっているのだから当然ですね。
-
だけど「ああ、これはエンジンスターターだね(ドアミラーを開くのはまだ早い)」と判断して開かせないこともできます。
-
賢い!
-
この機能は初期設定ではオフ状態になっていますが、設定変更で可能になります。
-
ただ単に、「オートリトラミラー(ドアロック連動機能)」を後付けするだけではなく、いろいろ考えて設計してあるようです。
詳細はコムエンタープライズ公式のCR-V(RS系)専用 キーレス連動ミラー格納キット【リトラス】参照。
CR-V専用キーレス連動ミラー格納キットの取り付け
-
なお、今回のCR-Vはドアの中にコンピューターが搭載されている都合上、各ドアごとに1セット取り付ける必要があります。
-
む。2セット買わないとダメってこと?
-
いえいえ。最初から2つセットになっています。
-
そういうことね。
-
ただ、そういう事情があるので、運転席ドアの内張りを外して1個付けて、助手席側のドア内張りを外してもう1個付けて……という作業が必要になります。
-
どういう配線作業なんでしょう?
-
まず常時電源とアース。あとはIG電源線、ドアーミラーの格納と復帰の信号線、ロック線&アンロック線ですね。
-
なるほど、なるほど。そこは汎用品のリトラスシリーズと同じ。
-
CR-Vの場合、助手席側だけはドア内でIG電源が取れないので車内側から取る必要がありますが、そのあたりのやり方も含めて、説明書で詳しく解説してあります。
-
今回のキットは汎用品と違って「新型CR-V専用キット」だから、配線情報なども詳しく載っていて、その通りに付ければOK……そこは、大きなメリットと言えます。
DIY Laboアドバイザー:服部有亨
キーレス、オートライトをはじめとする車の電装カスタマイズで有名なコムエンタープライズ(CEP)で製品開発を担当。車の電装、プログラミングの双方に長けている。配線図大好き。●コムエンタープライズ TEL
079-230-2323 住所:兵庫県姫路市大津区天神町2-78
車の電気入門もくじ