プロに教わるデッドニング講習

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ドア内張りデッドニング（ビビリ対策）方法╱仕上げ編

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ドアの鉄板ではなく、内張り側のビビリ（振動）を防ぐためのデッドニング・仕上げ編。振動で起こる内張りのビビリ音対策は「音が出そうな場所」を狙ったポイント強化が有効。凹凸強めで立体的な部分に制振材を貼るときの、プロの実例も見られる。

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  「ドア内張りデッドニング（ビビリ対策）方法」の続き。

  ●アドバイザー：カーデン 佐伯研究員

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  ドアノブ付近の細かいところを貼り終えて、スピーカー上部あたりに来ています。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ドア内張りをデッドニングするときは、単に隙間に制振材を貼っていくだけでなく……


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  ところどころ「内張りの貼り合わせにまたぐように貼る」のもポイント。

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  これは内張り同士の接触音を防止する狙いですね。


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  そうですね。ドア全体が振動した際にビビリ音が出そう場所に対して「どう貼ったら音が出にくくなるか」を考えて施工します。

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  なるほどぉ。ただペタペタ貼っているだけではない、ということが分かってきました。

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  ところで、かなり立体的な形状のドア内張りもあります。そういうのはどう貼るのでしょうか？ 施工中のカローラスポーツも、裏側方向に盛り上がっている箇所が多いですけど。

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  今回は「制振材を全面貼りしてほしい」というオーナーのリクエストなので、天面だけでなく……


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  断面も含めて、包み込むように制振材を貼ります。


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  まさに3Dデッドニング！


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  細い谷になっている部分にも、制振材を細く切り出して貼っておきましょう。


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  立体的なドア内張りだと、制振材の切り貼りが大変だなァ……。

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  それからこの出っ張り部分。


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  このタワーみたいのはなんだ？

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  ドアの鉄板側を確認してみると、ちょうどサービスホールカバーのくぼみあたりですね。


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  この隙間を埋めている補強の柱みたいなパーツですね。

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  ここにも制振材を貼るの？

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  ドア鉄板側と接触する可能性がある場所……ということは振動が伝わってきます。なので、こういう場所も制振材を貼っておきたいポイントです。



グリグリ



サクサク

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  カーデン・佐伯研究員による、律儀な全面貼り……


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  最初に取り外した、純正の吸音材も戻してくっつけておきましょう。


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  あれ……これ、純正ではどういう向きで貼ってあったんでしたっけ？

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  そうなりがちなので、何かを外す前にはスマホ等で写真を撮っておくといいですよ。