ウインカーポジションのQ＆A

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ウインカーポジション＋LED化の場合、ハイフラ対策はどうやるの？

ウインカーポジション加工の疑問。ウインカーをLEDバルブに交換して、ウインカーポジションユニットも取り付けるとしたら、ハイフラ対策は必要なのか。ハイフラ防止抵抗はどこに付けるのか。電装のプロに聞いてみた。

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  読者の方から寄せられた、ウインカーポジション取り付けに関する疑問について、答えていきたいと思います。

  ●レポーター：イルミちゃん

■ 質問

ウインカーをLEDバルブに交換して、ウインカーポジションユニットも取り付ける場合は、ハイフラ防止抵抗（あるいはハイフラ防止リレー）はどこに付ければよいのですか？

質問╱ ゆうちゃん

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  ウインカーバルブをLEDに交換した上で、なおかつ、そのバルブをウインカーポジション化するということですね。

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  その場合も、電球ウインカーをLED化する以上は、ハイフラ対策が必要です。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  ユニットが勝手に、ハイフラ対策してくれるわけじゃないんですね。

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  そうですね。コムエンタープライズのウインカーポジションを例に説明すると、LEDウインカーでも対応はしていますが、それはハイフラ対策しなくていい、という意味ではありません。

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  なるほど。電球からLED化したのなら、ハイフラ対策は併用して行わないとダメなんだ。

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  そうです。

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  まず、おさらいです。ウインカーをLED化したときのハイフラ対策は、「ハイフラ防止リレー」と「ハイフラ防止抵抗」の2つがあります。

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  ウインカーポジション化した場合も、どちらの方法も使えます。

✔ 最近はそもそもウインカーリレーを使っていない車種が多いので、その場合のハイフラ対策としては、「ハイフラ防止抵抗」しかない。

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  「ハイフラ防止リレー」を使う場合は、通常の使い方と同じで、純正のウインカーリレーをハイフラ防止リレーと交換するということですね。


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  普通にLED化したときと、同じってことですね。

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  そうです。ハイフラ防止リレーを使うなら、純正ウインカーリレーとの交換以外では取り付けようがないので、取り付け位置で悩む必要はありません。

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  なるほど。

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  電気の流れでいえば、リレーを通過したあとのウインカー信号（電源）に対して、ウインカーポジションユニットが割り込んでいくのですが、特にそういうことを意識する必要もないですね。

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  なお、ウインカーポジションの取り付け方法については、下記記事を参考にしてください。



✔ 「ウインカーポジション取り付け方法」参照。

>>>リンク先で詳しく読む。

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  いっぽう、ウインカーポジションと併用するときに注意が必要なのが、「ハイフラ防止抵抗」です。

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  フムフム。

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  ウインカーポジションキット（ユニット）は、ウインカー線をカットして、割り込むように配線するのですが……


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  ユニットが割り込んだ先の配線……つまり、ユニットとLEDバルブの間に、ハイフラ防止抵抗を付けるのはNGなのです。

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  通常のLED化だけだと、LEDウインカーバルブの付近で普通にハイフラ防止抵抗を付けたりしますが……



✔ なお、ウインカーポジションは付けずに、通常のLED化のみでハイフラ防止抵抗を付ける場合は、「ウインカーをLED化した車のハイフラ対策」を参照。

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  普通の付け方では、ダメなんだ。

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  ウインカーポジションユニットを取り付けた場合は、ユニットの出力側にハイフラ抵抗があるのは、よくないのですよ。

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  何が問題なのでしょう？

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  抵抗に対してユニットが電気を流してしまうので、ユニットに負荷がかかります。まあ、コムエンタープライズのウインカーポジションは、左右それぞれで50Wまでの出力には対応していますが。

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✔ ウインカーの電球は一般的に21W（1個あたり）

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  ハイフラ防止抵抗は、電球ウインカーと同じくらいの消費電力だから……50Wまで対応しているなら、問題ないのでは？

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  もちろん、ハイフラ防止抵抗がきっちりウインカー電球と同じ消費電力なら問題はないですよね。しかし、実際には抵抗の消費電力はもっとアバウトです。

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  あー。

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  だからウインカーポジションユニットの出力につなぐと、思ったより電気を消費していて、ユニットが壊れたりするんです。出力がもっと弱いユニットならなおさらです。

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  ……なるほど。

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  というわけで、ハイフラ防止抵抗をウインカーポジションと併用する場合は、ユニットの入力側の線に対して割り込ませます。


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  コムエンタープライズのユニットを例にすると、「青」や「紫」の線が「入力線」なので、この線に対してハイフラ防止抵抗を付けます。

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  なるほど。

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  ハイフラ防止抵抗の反対側は、バルブのマイナス線へつなぐか、ボディアースするか……あるいは、ユニットのマイナス線に合流させる、でもいいですね。