シーケンシャルウインカー自作教室（第10回）

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シーケンシャルウインカーの回路作り

シーケンシャルウインカーの本丸「流れる」回路の作り方。ここでは、4個直列で組んだLEDの1ブロック目の、マイナス側を合流させるところまでを解説。実際の車のウインカーは形が複雑になりがちで、難易度が高くなるが、プロが作る回路例は参考になる。

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  シーケンシャルウインカー自作の続きです。

  ※連載のもくじは、「シーケンシャルウインカー自作教室╱記事一覧」

  ●レポーター：イルミちゃん

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  連載前回は、捨て玉を使いながら、4個直列×4セットのLEDをハンダ付けしたところまで、でした。

  ●アドバイザー：イルミスタ・野本研究員

オモテ面



ウラ面


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  今回のシーケンシャルウインカーでは、最終的にこういうふうに8ブロック分けするつもりです（↓）

完成イメージ


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  ということは、今の4個直列×4セットは、シーケンシャル点灯の第一ブロックにあたりますね。

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  そういうことですね。しかし、現時点では4個直列が4つあるだけで、それぞれの直列回路はつながっていない状態です。

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  そういえば各列はバラバラですね。

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  ここで思い出してもらいたいのが、連載第5回で解説した、シーケンシャルウインカー回路図です。


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  これは、4個直列×2列分を、1ブロックにまとめています（↑）

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  シーケンシャルウインカーを作るときは、ブロック単位でマイナス側を合流させるんでしたね。

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  ハイ。今回のように直列が4列になっていても、その概念は同じです。

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  4列分のお尻のマイナスを合流させればいい。

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  そうですね。

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  しかし、以前の基板（※上写真）では、直列回路が横に並んでいたから分かりやすかったけど……

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  今回の作例では、このように4個直列が並んでいます（↓）

上下左右に入り交じって4個直列が4つある状態


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  まあ、実際に車のウインカーを作るときは、こういう複雑な形になるのが当たり前です。

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  でも、この状況で4列のマイナスを、どうやって合流させるんでしょう？

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  スズメッキ線を使って、下のピンクの線のようにつないだとしたら、同じことですよね。


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  こんなふうにつなぐのか〜！

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  横に列が並んでいなくても、合流回路は作れます。

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  ここで、スズメッキ線を用意します。

コレを使う！



エルパラで販売している スズメッキ線

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  これを使って、スキマに合流回路を通すんだ。

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  実際にやってみましょう。

まずは合流前の状態



マーキングA・B・C・Dは、4個直列の終点のLED。

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  直列の終点になっているLEDのマイナスに、スズメッキ線をハンダ付けします。順番はやりやすい順でいいのですが、ここではA→B→C→Dとつないでいきます。


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  「A」を起点として、スズメッキ線をクランク状に折り曲げながら、隣の列の「B」のマイナスまで持ってきます。

届いたところで余りをカット



起点と終点をハンダ付け


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  さらにもう1本スズメッキ線を切り出して、さらに次の直列の終点マイナスまでつないでいきます。


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  当然ですが、スズメッキ線は余計なところに接触させずに、LEDの間を通していきます。

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  こんな感じに曲げながら、4つの直列の終点マイナス同士を合流させました。

4つ目まで届いたらチョキン


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  ハンダ付けが終わると、こうなる（↓）


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  シーケンシャル第一ブロックのマイナス側の合流回路ができました。

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  次はプラス側の合流回路を作るんですが……

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  でも、さすがにもう、スズメッキ線を通す場所すらない気がしますけど……

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  そうですね。マイナスの合流と同じやり方をしようとすると、スズメッキ線が交錯してしまいますね。

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  ありー？
  どうするの？