電装DIYの知識

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電動スライドドアの「予約ロック機能」は後付けできる

予約ロックは、電動スライドドアやバックドアを便利にする。ドアが閉まりきらないとロックができない、その「待ち」をなくせるのだ。今注目の、この最新機能が後付け可能。ミニバンオーナーで、待つのが苦手の人にとてもオススメ。

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  今注目の「予約ロック機能」を後付けする方法について、解説したいと思います。

  ●アドバイザー：CEP 服部研究員

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  予約ロック？
  なんの話ですかソレ？

  ●レポーター：イルミちゃん

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  30アルファード＆ヴェルファイアや、80ノア・ヴォクシー後期、レクサス（※）などで採用が進んでいる新機能ですよ。

  ※パワーバックドアが付いている、レクサスNX、RXなどが標準搭載。

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  どういう機能なんですか？

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  一般的に、電動スライドドアやバックドアが閉まるときって、ちょっと時間がかかるじゃないですか。

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  ピーピピピピピ……ってやつですね。

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  そうそう。
  安全面も考慮して、ゆっくり閉まります。

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  高速に閉まったら、危険ですよね。

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  そうなんですが、車をロックして離れようとしている状況だとすると、スライドドアが閉まるのを待たなければなりません。

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  あー、そういえば。

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  例えば家族がスライドドアから降りたあと、運転手のお父さんは、スライドドアが閉まるのを待ってから、ロックする必要があります。

スライドドアを閉め始める



閉まったらロックする


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  このとき、まだスライドドアが閉まりきっていないのに、ロック操作などをすると……

閉まる途中でロックにいくと……


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  ピーーーっと、けたたましい警告音がなります。

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  試してみると「そこまでピーピー言わなくても！！」……ぐらいに警告される。

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  そうなんです。しかし、たった数秒ではあっても、雨が降っているときなどは、その間、車の周辺にいないといけないのは不便です。

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  ロックしたときには家族はもうお店に入っていて、取り残されたお父さんが若干可愛そう。

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  ……まあ、そんな感じです。

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  いっそのこと手動なら、バーンってすぐ閉まって良かったのに状態だ。

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  そこで、冒頭で挙げた「予約ロック」の機能が登場。最新型のトヨタ車では、スライドドアが閉まりきるのを待たずにロックが可能になったんです。

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  それが「予約ロック機能」か〜。

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  ハイ。その機能があれば、スライドドアを閉める操作をしたあと、すぐにロックする操作を連続的にして、そのまま車から立ち去ることができるんです。

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  なるほど、なるほど。
  さすが最新トヨタ車。

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  30アルファード＆ヴェルファイアは前期から付いていたし、80ノア・ヴォクシーも後期から採用しました。

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  それで後付けスペシャリストの、コムエンタープライズが注目している。

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  当然ながら、現時点では、一部の最新型トヨタ車に限られた機能なんですね。

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  話が読めました。その予約ロックを後付けするメニューを新開発したんですね〜。

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  そうです。それがこの「予約ロックキット」です（↓）



コムエンタープライズの「予約ロックキット」

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  ところで、スライドドアを閉め始めたあとのロックって、どうやるんでしょうか？

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  操作方法としては、純正と同じです。何も変わりません。

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  今までと同じ操作で、今までと違うことができるの？

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  純正でも「スライドドアを閉める操作」と、そのあとに「ロックする操作」をしますよね。車種によって若干は違いはありますが、前席ハンドルに付いているボタンを押すか……



ポチ！

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  あるいはリモコンでロックする人も多いと思いますが、今やっているその方法がそのまま、「閉まるのをまたずにできるようになる」ということです。

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  なにか、スイッチを付けたりしなくてもいいんですね。

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  そうです。例えば30アルファードなどでも、「閉める」と「ロックする」の2つの操作が必要なのは同じですが、その操作方法自体はそのままです。

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  なるほどね。

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  だから後付けしても、違和感はないと思います。

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  予約ロックキットを使えば、最新の純正機能を、従来の電動スライドドア車で実現できるんですね〜。

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  しかし、実はこの「スライドドアが閉まりきる前にロックする機能」というのは、コムエンタープライズでは従来からやっていることなんですよ。

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  え？

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  以前にDIYラボで、「ワンタッチスライドドアキット」というのをやりましたよね。



✔ 電動スライドドアがワンタッチで開閉可能になる技

>>>リンク先で詳しく読む。

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  このキットは、「スライドドアハンドルをガコンと引く」操作をしなくても、リクエストスイッチ（※）を押すことでスライドドアが閉まるようにする、というものでした。



リクエストスイッチは運転席のハンドルに付いているロック・アンロック用のボタン。

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  今回の、途中でロックするのとは、ちょっと違う話ですね。

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  しかし、このキットのオプションに「ワンタッチオートクローズアダプター」っていうのがありまして。


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  これを付ければ、スライドドアが閉まるのを待たずにロックできたんです。

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  なんと！ コムエンタープライズは自動車メーカーに先行していたのかッ!!

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  今回発売した「予約ロックキット」は、むしろカギをかけることだけに機能を絞った、ということなんです。

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  今回のほうが、分かりやすさでも一枚上手♪

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  ただ、従来の「ワンタッチオートクローズアダプター」を使った場合は、純正リクエストスイッチ長押しで、ロックしつつ閉めてくれるという挙動になるので、1アクションで済むのはメリットですが。

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  ……あれ？ それなら今回発売の「予約ロックキット」よりそっちのほうが便利なのでは？

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  しかし、ワンタッチスライドドアキットは、あくまでも「ハンドルをガコンと引かなくて済む」のが主体の機能です。その機能もほしい、ということであれば、ベストチョイスでしょうけど。

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  フムフム。

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  最近では、「ドアハンドルを引くのが重かった……」という欠点は、自動車メーカー側も対策を講じていて、専用の開閉スイッチが付いていたり、あるいはホンダ車などはハンドル自体を軽くしてきています。

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  ホホウ。てことは、ワンタッチスライドドアキットの本来目的は、すでに「純正で搭載済み」みたいなもの？

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  そういうことなんです。それと、従来品の「ワンタッチオートクローズアダプター」は、車にリクエストスイッチが付いているのが前提でしたが、そもそも最近の車だと、ロック＆アンロック操作はタッチセンサーを使っています。

スイッチではなくセンサーでロック＆アンロック


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  ハンドルに手を差し入れたらアンロック、触ったらロック、みたいな感じで、ボタンではないのです。

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  本当にいろいろ細かく進化している。

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  新型の「予約ロックキット」のほうなら、こういう最新仕様でも、予約ロック機能を後付けできるんです。

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  どんなスライドドアでも後付けできる、ということでしょうか？

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  パワー（電動）スライドドアであれば、できます。

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  ではやはり、「予約ロック機能」の本命は新製品のほうですね♪