電装DIYの知識

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ACC電源とイルミ電源、2種類のバッ直を引くには？

バッ直での電源取り出しの応用パターン。ここでは室内にACC電源とイルミ電源、2つのバッ直の配線を引き込む方法。やり方としては、バッ直ケーブルを分岐して、2つのリレーにつなぐ。配線図付きでわかりやすく解説する。

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  今日はバッ直の応用編です。室内にACC連動とイルミ連動、2種類のバッ直線を同時に引く方法を解説します。

  アドバイザー：DIYライフ 藤本研究員

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  ごく普通のバッ直のやり方は、以前に教わりましたね〜。

  DIYラボ レポーター：イルミちゃん

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  おさらいですが、例えば、電装品の電源としてよく使うACC電源（アクセサリー電源）だけをバッ直で引きたいとすれば、こういう配線になります（↓）

バッ直のリアル配線図 ACC電源の場合



使っているのはDIYライフのバッ直ケーブルとリレーキット。

※やり方は、「バッ直とは何か？ 初心者向き〈バッ直電源取り出し〉入門」参照。

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  ポイントになるのは、「青」の線に取る電源です。

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  フムフム。

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  この線に電源が入ったとき（入っている間）、リレーのスイッチが入って、バッテリーの電気を電装品に流すというしくみですので。

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  つまり、イルミ電源をバッ直で引きたいよ〜という場合は……

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  この「青」の先に（ACC電源ではなく）イルミ電源を取ればいいのです（↓）

バッ直のリアル配線図 イルミ電源の場合


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  イルミ電源の取り方は、下記記事を参考にしてください。

イルミ電源の取り方│関連記事

イルミ電源をスイッチ裏から取り出す方法

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イルミ電源をナビ╱オーディオ裏から取り出す方法

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  ここまでは、通常のバッ直のおさらいですね。

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  今回はこの2種類のバッ直電源を、両方ともほしいという欲張りコースです。

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  しかし、青い線は1本しかありませんね。分岐する？

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  分岐なんかしたら、ACCオンでもイルミオンでも、どっちのタイミングでも電気が流れてしまう、わけのわからん電源になってしまいますよ。

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  で、ですよね。
  知ってるけど、いちおう言ってみただけじゃん。

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  必要なのはACC電源とイルミ電源、それぞれですから。

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  どうしますか？

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  この場合は、リレーを2個使って組むんですよ。

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  そもそも、DIYライフのバッ直ケーブルは2ピース構造になっています。


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  2種類の電源でバッ直をやる場合は、リレーキットは2つ必要ですが、バッ直ケーブルは1本で室内に引いてくることが可能です（※）

（※）ただし、接続する電装品の容量が合計で15アンペアを越えないことが条件。

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DIYライフのバッ直ケーブルは2スケア線を使っているので、配線のキャパを越えないよう15アンペアヒューズを使っている。

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  つまり、バッテリーにつなぐところは1本ですね。


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  そうですね。で、この線をエンジンルームから室内に引き込んから、分岐ハーネスを使って分岐させます。



DIYライフの分岐用ハーネス

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  ここでヘタに細い線を使うと、配線のキャパを越えた電気が流れる危険があります。あくまでもバッ直ケーブルと同じ、太線の2スケアのまま分岐するパーツです。

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  なるほど。2スケアのまま分岐……ただ分岐すればいい、ということではない。


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  バッ直の場合、それなりに大きな電流を流す前提ですから、このあたりも注意ポイントと言えます。

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  で、この先はどうつなぐの？

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  リレーキットを2つ用意します。



DIYライフのリレーキット端子付き

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  あとは、このように（↓）つなげばOK〜！

ACC電源とイルミ電源を両方バッ直で引く配線図


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  こうすればエンジンルームから引き込む配線は、1本で済みますね。ただし、電装品の合計が15アンペアを超えたら根元のヒューズが飛びます。

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  DIYライフのバッ直ケーブルは、自分で配線加工できない人でも、オプションハーネスを組み合わせることで、いろいろ出来るのがポイントですね。