ヘッドライト修理

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洗車後や雨のあとにヘッドライトが結露する原因はヒビ割れかも？

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ヘッドライト結露の原因は何か？ どこかヒビ割れしているのか？ ヘッドライトの結露はけっこうよくあることではあるが、気になっている人も多い問題。そこでヘッドライトやテールランプ修理のプロに聞いてみた。

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  ヘッドライトやテールランプ修理でも、職人気質ないい仕事をしてくれる〈イルミスタ〉からのレポート。

  ●レポーター：イルミちゃん

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  ここ最近、立て続けに2台ほどヘッドライトが結露する車を修理しました。

  ●アドバイザー：イルミスタ 野本研究員

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  ヘッドライト内の結露…。
  けっこうよくある悩みですよね。

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  そうなんですが、まず1台目のレクサスGSは、よくある結露のレベルを完全に超えていました。


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  アワー……。結露どころか、ヘッドライト内で水をまいたみたいな……

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  そうなんですよね。イルミスタで修理してきた結露の中でも、ベスト3に入るくらいでした。

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  ベスト3に入るくらい……ってことは、1位ではないんだ。へー。

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  ここまで結露しているとなると、内部に水が溜まっている事が予想されます。

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  結露というより、水溜まりがあるかもしれない。

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  ということでヘッドライトを分解（殻割り）してみると……


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  やっぱり水が溜まっていました。ボウルに移してみたらこのくらい。


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  チャプンっていうレベルの水量ですね。

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  栄養ドリンクの小瓶のはんぶんくらいの量はありましたね。

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  どこからこんなに水が入るんだろう。原因は…？

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  この車の場合は原因はすぐに分かりました。ヘッドライト上部のステー根元に、ヒビ割れが入っていたんです。

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  このヒビから、水が浸入していたんだ。


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  そのようです。

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  ヘッドライトが結露する車はたくさんあると思いますが、原因としてヒビ割れは多いでしょうか？

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  そうとは限りませんが、今回の車のように大量の水がヘッドライト内に入るケースだと「どこかにヒビが入って割れている」可能性は高いと思います。

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  ふむ。

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  しかし、そこまで水が入るわけではなく「洗車したときだけ、ヘッドライト内が結露する」ケースもありますよね。

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  高圧洗浄機で水をバシャーっとかけると入る、みたいなパターンとか。

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  洗車後、何日か経過すれば乾いているぐらいの結露だとすれば、ヘッドライトのレンズとハウジングの接合部分のゴムやシーリングが劣化して、水が浸入している可能性も高そうです。



純正のシーリングが古くなって痩せてきて、隙間ができているケース。

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  結露の原因としては、このどちらかのパターンが多いと思います。

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  いずれにしても、どこかに隙間が出来たから水が入っている、ということね。

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  同時期にもう1台、210系クラウンの結露修理も行いましたが、この車の場合、来店時には乾いていてヘッドライトは結露していませんでした。


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  しかしオーナーさんいわく、洗車後に結露するとのこと。

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  さっきのレクサスGSよりは軽傷のようですが、この車の結露の原因は？

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  この車もヘッドライトの上部、ステー根元のところにヒビ割れが入っていました。


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  原因はさっきと同じ。フェンダー側のステー根元のヒビ割れっていうのは、ありがちなんでしょうか？

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  うーん、そこは車にもよると思いますが……ただ、フェンダー側のステー根元にヒビが入ると、水がたくさん入りやすい。その意味で深刻です。

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  深刻…？

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  というのも、ボンネットとフェンダーの隙間から下に落ちた水が、そのまま流れ込んでくる場所なので…。

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  あわわ……。
  言われてみればそうですね。

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  つまりグリル側（センター側）のヒビ割れのほうが、ボンネットが上にあるだけまだマシとは言えます。

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  ではこのクラウンの場合も、放置していたら、どんどん水が溜まっていった可能性が。

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  そうでしょうね。早めにイルミスタに修理に来てくれたので、よかったです。

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  そういえばヘッドライトの結露って放置していたらどうなるんだろう？ ちょっとぐらいなら、放置している車はたくさんあると思うんだよね。